書籍紹介：駆除人 ～ツナギを着た転生者～

書籍関連です。

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駆除人 ～ツナギを着た転生者～ 　作者：花黒子

●粗筋
異世界ものです。
害虫駆除をしていた男が異世界でも害虫駆除をする話です。


「なろう」での人気ジャンル「異世界転生もの」。
現代で清掃員兼害虫駆除の仕事をしていた男コムロ・ナオキ。
ゴミ屋敷の崩れてきたゴミによって圧死したところを、
運良く神に拾われ異世界で生活することに。
前世の知識を活かしネズミや虫型の魔物駆除を生業とするナオキ。
順調に収入を得られるようになり、薬屋の二階に腰を落ち着けた頃、
彼はある異変が自身に起きていることに気が付く。
弱い魔物だけ退治していたが、駆除業者となれば倒す数も普通ではない。
そのため、冒険者と比べても考えられないスピードで成長していたのだった――。
気ままな異世界ライフをスタートさせたナオキのもとに、
元奴隷の少女や、バトルジャンキーな女戦士、魔物学者など彼を慕う仲間たちが集まり始める。

異世界での日常をわりと淡々と描く作品。
ナオキが転生（といっても、年齢などは死亡時のままなので転移に近い）したのは、
レベルなどが存在するＲＰＧのような世界。
冒険者ギルドに入り、ひと通り戦闘の訓練を受けたが、
剣の才能も魔法の才能もなかったため、
地球の頃と変わらず、清掃員と害虫駆除をメインに生活を成り立たせることに。
前世での知識を活かし、小型の魔物の駆除をしているうちにレベルがとんでもないことに。
基本的に駆除がメインのため、戦闘描写はほとんどなく、
仲間のほとんどが女性のため、ハーレム状態のように見えるが、
特に恋愛に発展する描写もない。
「異世界」、「チート」、「ハーレム」の３要素は
「なろう」での人気ジャンルのスタンダードになりつつあるが、
それらを踏まえつつも、逆手にとった作品ともいえる。

現在「なろう」で１５８話まで掲載中。

★小説家になろう「駆除人」　作者：花黒子

MFブックスより単行本１、２巻が発売中。

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駆除人 (1) 〜ツナギを着た転生者〜 (MFブックス)花黒子(著), KT2(イラスト)


駆除業者の仕事で驚異的なステータスとスキル、お金を手に入れたナオキは
異世界を旅してまわることに。
様々な人との出会いと別れ、転生させてくれた神からの依頼、
地球での知識を活かしたちょっとしたＮＡＩＳＥＩ、清掃駆除会社の設立、
清掃駆除業務を認知させるために知恵を絞ったり、
旅先で出会った人に感銘を受けたり、
神の依頼と個人の感情の狭間で葛藤したりと
ナオキの精神的成長も描かれます。
極端に不快な描写もなく、テンポ良く読める作品ですので、
「なろう」の入門にも適した作品。